餅花と十二支餅
2016年 01月 02日
今年のお正月飾りは、
昨年12月鎌倉の東慶寺で
「餅花」
「高野箒」というキク科の落葉低木を使い
お餅を小さく米粒大に丸めて
枝に一つ、一つ取り付けていきます。
紅色の餅花は、京都染司「よしおか」の紅を使いました。
この紅は東大寺のお水取りの行事修二会で使う造花にも使用する貴重な紅だそうです。
「十二支餅」
京都の花屋「みたて」さんで購入し、
年末に届いた「十二支餅」を飾りました。
藁に1本、一本お餅をつけて十二支にみたてています。
三宝にのせて松葉をあしらえば、
鏡餅として飾れると店主の西山さんから聞き
わが家でも実践してみました。
「餅花」は、日本全国いろいろな地方で
小正月をお祝いするときに飾れて
今は、一般的にお正月飾りの一部として使われています。
私が作った餅花は、米粒より少し大きめ
(一般的な餅花よりも繊細さを出したかったので少し小さめに作りました。)
こちらは、別バージョンのしつらえです。
三宝がない場合は、お盆などでもいいですよと西山さんに云われて
同じく「みたて」さんで購入した
「敷松葉」と一緒に新年らしく
松と南天、干支の申の人形(母の作品)と一緒に飾りました。
今年のお正月は、少し京都のエッセンスも取り入れて
和のしつらえを愉しんでみました。
亡き母が、毎年年末のお墓参りで京都を訪れた時
生八つ橋で有名な「西尾」本店で年末に飾られる「餅花」を見るのを愉しみにしていたそうで
母の思いも重ね合わせて餅花と出会えて、
嬉しい年のはじまりとなりました。
by strawberryfield_b
| 2016-01-02 15:40
| お正月