桜を想う そして 鎌倉の桜
2012年 04月 11日
花散らしの雨になるのかしら。。。
桜の花が散ってしまうのは、寂しいですね。
昨日電車で横浜に向かったときは、車窓から大岡川の美しい桜並木、横浜の小さな丘にも山桜が白く色づき、小学校や中学校の校庭には、満開の桜が見えて、この時期ならではの美しい風景が広がっていました。
桜の時期っていつも思うことですが、こんなにたくさんの桜が街や道路の街路樹に咲き乱れていて桜が身近にあるんだなって改めて感じます。
桜って日本人にとって身近になったのは、平安時代からだそうで奈良時代の人は、梅の花で花見をしたそうです。
桜は平安時代になって和歌にもたくさん詠まれて、紀友則や在原業平、西行などが美しい和歌を残していますよね。
小倉百人一首で有名な紀友則が詠んだ和歌
「久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」
(こんなに日の光がのどかに射している春の日に、なぜ桜の花は落ち着かなげに散っているのだろうか。)
桜が終わりになってくる時期詠まれた歌
在原業平が詠んだ和歌
「世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」
(この世の中に桜と云うものがなかったなら、春になっても、咲くのを待ちどおしがったり、散るのを惜しんだりすることもなく、のんびりした気持ちでいられるだろうに)
今の私はこのような心境です。
西行が詠んだ和歌
「願わくば花の下にて春死なむその如月の望月の頃」
(願いが叶うならば、何とか桜の下で春に死にたいものだ。しかも草木の萌え出ずる如月(陰暦二月)の満月の頃がいい)
「花見ればそのいはれとはなけれども 心のうちぞ苦しかりける」
(桜の花を見ると、訳もなく胸の奥が苦しくなるのです
最近桜のブログのネタばかりですね~
この時期、しばらくは、桜ネタ続きそうです(笑)
先週のことですが、主人と鎌倉へお花見に行ってきました。
朝はいいお天気だったのに、お昼前からだんだんと雲行きが怪しくなってきました。
午前中は、本覚寺と妙本寺へ。
本覚寺は、鎌倉の枝垂れ桜の名所です。
あいにく、時期が少し遅かったのか少し桜の花の色づきも悪かったのが少し残念でした。
でも記念に・・・・
前日、六義園に行ったばかりだったのでその美しさにはかないませんでした。
お正月に初詣に行ったときとは、違って、訪れる人もまばらでゆっくり桜を観ることができました。
その後は、大町の妙本寺へ。
こちらは、そめい吉野と海棠が有名。
緑に囲まれた静かなお寺です。
そうそう、3月まで放送された「最後から2番目の恋」もここで撮影されていましたよ。
ほんのワンシーンだったのですが、鎌倉好きの私は即わかりました(笑)
長倉和平さんたちがトイレの看板を設置しに来たお寺です。
そめい吉野の木は満開でとってもきれい。
海棠は、先週は咲き始めたばかりでしたが、今頃は、満開になっているかしら。
午後は、コムアンオアゾーさんでランチ♪
2週間ほど前にテレ朝の土曜日、「食彩の王国」という番組でシェフが登場されていました~
「鎌倉わかめ」の特集の回でした。
前菜は、ほたる烏賊と帆立の燻製
カブのクリームスープ、コンソメジュレと雲丹を添えて
甘鯛とあさりのソース、ウロコのカリカリ仕立て
牛ヒレ肉のロースト、ゴボウなど季節の野菜を添えて
ヨモギのブリュレと桜の塩漬けアイス、イチゴのワイン煮、清見オレンジ
コーヒーとお茶菓子
毎回シェフの作りだすお料理は、鎌倉や湘南の海の幸やお野菜がたっぷりでひと味違うフレンチです。
値段もこのボリュームなのに意外とリーズナブル。
オーナーさんも話しやすくてお店は家庭的な雰囲気。
お箸で食べるフレンチスタイルは居心地がよくて夫婦共々大好きなお店の一つです。
その後、材木座にある光明寺に行くはずだったのですが、
突然の雨なので、お花見は断念。
また、来年の鎌倉の桜を楽しみにすることにしました。