帰省日記 京都 平野神社の桜
2012年 04月 23日
2007年、春 京都御苑での桜を見てから私の桜観が一変しました。
京都のしだれ桜にすっかり魅了され、いつか機会があれば紅枝垂れ桜を見てみたいという願いが5年越しにようやく実現しました。
昨年春、「京都さくら探訪」という本を読んでからますますその思いが募り2度目の京都の春を堪能することができました。
関東では、そめい吉野も散り、葉桜となって季節はすっかり新緑の季節に移っています。
京都の桜見を毎年している父のおすすめの紅枝垂れ桜のコース
あいにく、4月16日は曇り空でした。
最初に訪れたのは平野神社。
京都の春は、平野神社の魁の桜(さきがけのさくら)から始まり、4月末に咲く、突羽の桜で終焉を迎えます。
このひと月あまりに、さまざまの種類の桜が咲き揃って、訪れる人を楽しませてくれるのです。
紅枝垂れ桜
天を仰ぐと空から、紅枝垂れ桜の花が降り注いできます。
苔むした萱葺き屋根、古い佇まいの塀と桜がよくマッチしています。
このひときわ美しい桜は「御車返しの桜(みくるまがえし)」と言います。
昔京都の高貴な方が、御車に乗って移動されるときにあまりにも美しい桜を見るために、
もう一度引き返したといわれる桜。
花びらが非常に大きくて息を呑むほどの優雅さでした。
御車返し
上段左から一葉
真ん中、提灯まで桜の模様が描かれています。
平野妹背 平野神社、発祥の桜
下段
左から 有明
真ん中 白妙
北野天満宮は学問の神様で有名ですね。
ここは、梅の頃になるとたくさんの梅見の参拝客で賑わいます。
25日には、骨董市が開かれるそうですよ。
梅の時期の市は、たくさんの人でごった返すそうで、門前の粟餅屋さんは、一年で一番忙しいそうです。
京都は、北野天満宮天神市のほかにも、東寺の弘法さん(毎月21日)知恩寺の(手作り市)毎月15日などたくさんの市が開かれます。
いつか、市に合わせて行ってみたいな~
ちょっと見づらいですが、灯篭の模様は、梅の花です。
写真を撮りわすれたのですが、北野天満宮で遅咲きの御室の桜も偶然見ることができて
とてもラッキーでした。
そういう小さな発見もまた嬉しい京都歩きです。
北野天満宮を後にして、次は賀茂川にある「半木の道」へ向かいました。