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四季を感じる日々の暮らしを綴っていきます。大好きな京都、鎌倉、花、甘いもの、そして アンティーク。過去記事にもお気軽にコメントどうぞ。


by noyuri
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京都 西山 勝持寺 (花の寺) 西行桜

京都の桜。
今年も、いくつかの桜の名所を父と共に訪ねることができました。
紅葉と違って、桜の美しい時期はほんのわずかです。
今年は例年になく、桜の開花が早く、帰省予定した日よりも満開の時期が早くなってしまい、果たして
桜を見ることができるのかどうか、毎日京都新聞の桜情報サイトを見ながらハラハラドキドキしながら帰省の日を待ちました。
私が、こんなにも京都の桜をこだわるようになったのは、母の影響で2007年に京都御苑の枝垂れ桜を見てからです。そして、昨年の春、両親と一緒に、八重紅枝垂れ桜を見てからはすっかり京都の桜の虜になってしまいました。
昨年最期に母と一緒の京都の桜の花見ができたことは、私にとって最高の想い出になりました。
2011年の震災以来、一日一日を大切に過ごそうと心に決めてました。
茶道でよく使われる「一期一会」という言葉は私の心に深く刻みこまれています。

京都 西山 勝持寺 (花の寺) 西行桜_c0087094_21572744.jpg

(4月13日 撮影)

週末で大混雑の京都駅から地下鉄、阪急へと乗り継いで、自然が残る緑豊かな西山方面へ。
勝持寺の境内には、100本以上の桜が植えられており。
西行法師が植えたという西行桜が有名なお寺です。
西行は平安末期北面の武士佐藤兵衛義清が、この寺で出家し名を西行に改めました。
一株の桜を植え愛し、人々はその桜を「西行桜」と呼ぶようになりました。

「花見んとむれつつ人の
       くるのみぞ
 あたらさくらの
       とがにはありける」  西行法師


西行が花見の客の騒々しさに嫌気がさしてしまい、庵の中のあちこちに花見禁制を出す。
洛中からのたくさんの花見の客が押しかけてくる。
桜が美しいゆえに悪いんだと桜に八つ当たりするという解釈だそうです。。


京都 西山 勝持寺 (花の寺) 西行桜_c0087094_21575535.jpg


残念ながら、多数のソメイヨシノ桜や、西行桜は花も終わりになっていましたが、大きな2本の八重紅枝垂れ桜は、満開で美しい姿を見せてくれました。

京都 西山 勝持寺 (花の寺) 西行桜_c0087094_21583656.jpg

現在の西行桜は、西行が植えたと言われる一代目から数えて3代目だそうです。
京都 西山 勝持寺 (花の寺) 西行桜_c0087094_2204354.jpg


京都 西山 勝持寺 (花の寺) 西行桜_c0087094_22177.jpg

上段 左
阿弥陀堂

下段 中
ちょうど、この時期(4月6日から14日)書院にて抹茶席があったので
お点前をいただきました。
お干菓子も桜模様。

下段 右
床の間の掛け軸には、初代の西行桜が植えたあった場所も記されています。

上段 右
提灯にも桜の模様が・・・

お天気にも恵まれて京都駅の雑踏が嘘のような静かな場所でゆっくり美しい桜を愛でることができました。

「花の寺」を後にして、大原野神社へ向かいました。

↓にも記事 アップしています。
by strawberryfield_b | 2013-04-21 13:00 | 京都