三番目に訪れたのは、
ベーリックボール
~スペイン~
「聖マリアと3つの贈り物」
スペインのクリスマスは、1月6日「東方三賢人の日」にクライマックスを迎えます。
その昔、東方から三賢人がベツレヘムに現れたいう言い伝えから。
聖マリアと言えばまず連想されるのは、
穢れなき清らかな乙女マリアの象徴でもある百合の花
1階のホールには
百合の花を使った
聖マリアをイメージしたクリスマス飾り。
ベツレヘムで一際輝く星を頼りに
羊飼いが向かった先は、イエスが誕生した馬小屋でした。
貧しい馬小屋に、聖マリアが幼子イエスを抱いているイメージです。
ベーリックホールの2階には、個性溢れる三賢人の飾り付けがありました。
賢者その1
メルキオール 黄金の杖
青年の姿の賢者
王権、黄金の象徴とされています。
テーマカラー ゴールド
黄金をイエスに捧げたことは、すなわち
諸王の王と呼ばれる存在を世界に示したことである。
賢者その2
バルターザル
壮年の姿の賢者
キリストへのお祝いは乳香
神性の象徴とされています。
乳香は神への供物、すなわち礼拝を意味することである。
祈りの象徴すなわち乳香の樹液から作られた
崇拝に使われる高価な香料。
イエスが神から油を注がれたもの(すなわちキリストであり)
聖別されている者であることを意味する。
さらにイエスが崇拝を受ける存在「神」であることを現す。
テーマカラー 白
賢者その3
カスパール
「生命の輝き」
将来の受難である死の象徴
老人の姿の賢者
キリストへのお祝いは没薬
世界の罪を負い、神の子として死ぬ為に
この世に生まれ復活すること意味する。
没薬は清らかな肉体、懺悔を象徴する。
テーマカラー 黒、青、紫
聖マリアのお腹にイエスが宿り、
誕生して、
神の子として世に現れ
受難を受け復活するという
今回廻った展示の中で
宗教的にクリスマスに相応しい聖なる展示だったような気がします。
神聖な気持ちにさせられた展示で
私は一番感銘を受けました。
ほかにもおしゃれで素敵な飾り付けがあったので写真を撮りました。
玄関ホールを入ってすぐのところに大きなツリーがありました。
こちらは、燃えるような赤色です。
メインダイニングルームには
真紅のテーブルコーディネート
アマリリスとローズヒップ