祇園祭 後祭を観た後は
千鳥の提灯がかわいい
先斗町をぶらぶらして
昼食を食べに老舗の京料理屋さんへ。。。
坪庭がある涼しいお部屋で夏の京料理をいただきました。
先付は
団扇の形をした器に美しく盛られています。
色鮮やかなお料理の数々
ほおずきの蓋物の中には、無花果の胡麻和えが入っていました。
夏の京都の代表的なお料理と言えば
鱧の湯引き
祇園祭は、鱧祭と呼ばれ
鱧料理や鱧のお寿司など
京都では、鱧が昔から珍重されてきました。
鱧は生命力が強く
瀬戸内の淡路島近海などで獲られた鱧は、今のような輸送が発達していない時代でも
京都の街に着くまで活きていたそうです。
梅肉のたれでいただきます。
器も涼しげ。。。
椀物も鱧・・・
あっさりとした上品なお出汁の中に
鱧の旨みと初ものの青い柚子の香りが爽やかでした。
鯛の塩焼きと鰈の西京味噌漬け
夏野菜の煮物
〆はちりめん山椒の入ったご飯とお漬物
デザートはグレープフルーツのゼリーとさくらんぼ
どのお料理も美味しく、いただきました。
父は、その後用事があるので
神戸に戻り
義妹と私は、夕方まで京都の街歩きをすることにしました。
三条通りにある旧日本銀行跡
美しいレンガ造りの建物。
設計は、東京駅を設計した辰野金吾氏
レトロな佇まいを遺す館内
館内も窓口やカウンターがあって
当時の面影を残しています。
1階の展示は、祇園祭の展示でした。
前祭の巡行だった綾傘鉾が展示されていました。
優雅な天女の姿美しい傘鉾です。
今回、自由時間があったので
どうしても行ってみたかったお店がありました。
京都在住のブロガーさんが紹介されている
老舗甘味処
朝顔柄の暖簾は夏仕様
季節によって暖簾は変わります。
そしてこちらでどうしてもいただいてみたかったのは、「琥珀流し」という甘味で
ほどよい柔らかさの寒天を季節の蜜でかけていただく上品な甘味。
でも此方のお店に着いて、ボードに名前を書こうとしたら
18組待ちという人気に、私の決心もゆらぎましたが
義妹も待ってでも食べたいと言ってくれたので
私のわがままをきいてもらい、
1時間半ほど、お店の中で並んで待ちました。
そして5時前になってようやく
中の席に通されて「琥珀流し」をいただきました。
日曜日で祇園祭が重なったのでこんなにたくさんの人が押し寄せたのか。。。
とにかく大人気のお店です。
老舗の甘味処と言えば、
40代以降の女性が多いというイメージでしたが
10代の若者のグループやカップル、家族連れ
もちろん40代以上の女性もいましたが
若い人が多いのにもびっくりポン。
琥珀流しにかける蜜は
それぞれ月替わりに変わります。
7月はペパーミント、サイダー付き
暑かったので氷にしようかとても迷いましたが
やっぱり、琥珀流しにしてよかった。。。
爽やかなミントの清涼感、サイダーをかけてもよし
飲んでもよし、
京都らしい上品な甘味に暑さも忘れてスッキリ
涼しくクールダウンできました。
その後は、三条通りのお店をみたり
竹製品の老舗
竹製品をお買い物して
短いけど充実した京都歩きができました。
京都に来た時は、
最近は、何かしら、お道具を買います。
竹の菜箸から始まって、辻和金物で茶こしや、焼き網
前回4月は開化堂で茶筒を買いました。
今回は、竹製品。(小さいものですが)
デザイン性も優れた使いやすい竹ベラと竹製のトングです。
日々の生活で毎日使うものばかり。
少しずつわが家に
Made in Kyoto製品が増殖中。。。
寺社めぐり、季節の花々、
美味しいお料理、甘味のほかにもまた新しい京都の愉しみが増えました。
夏の京都旅、終わりです。。。